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 井波地区(南砺市)
井波は、砺波平野の南部、八乙女山の麓に位置し、京都本願寺直系の浄土真宗の拠点で、600余年の歴史を誇る瑞泉寺の門前町として発展した。瑞泉寺の参道となる「八日町通り」には、緩やかな石畳の坂道に彫刻工房や民芸店などの伝統的な町家が連なっており、彫刻工房ではその作業風景がみられる。井波彫刻の歴史は、宝暦13年(1763)、火災で焼失した瑞泉寺再建のおり、京都本願寺の御用彫刻師が派遣され、その技術を井波大工が修得し、今日の基礎が築かれている。瑞泉寺山門(県指定文化財)は、総ケヤキの重層伽藍入母屋造りで、本堂は北陸随一の大伽藍(総面積約2,000u)、隣には井波彫刻の粋を集めて建てられた太子堂が優雅な姿をみせている。
八日町通りの町家は、地域住民による「景観づくり住民協定」が締結され、平入り切妻造りの中二階建て、白壁の真壁造りで、格子戸、袖壁、桟瓦葺、軒庇は板葺きの意匠、また各軒先には木彫の干支などが施され、坂道に沿って町家のラインが少しずつ段差になっているのが特徴的である。
 井波地区(南砺市)


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 写 真 

@A瑞泉寺前の八日町通り。町並みと伝統産業の木彫刻が一体となっている。



B八日町通りの町並み。平入り切妻造りの中二階建て、白壁の真壁造りで、坂道に沿って町家のラインが少しずつ段差になっている。

C 瑞泉寺山門。総ケヤキの重層伽藍入母屋造り。



D 瑞泉寺本堂。単層入母屋造りの北陸随一の大伽藍。

E 瑞泉寺山門前の防火壁の石垣。



FG 八日町通りの彫刻工房。軒先には木彫の干支が施されている。




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