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 金屋町と山町筋(高岡市)
 高岡鋳物発祥の町・金屋町には表通りに面してはめ込まれた「さまのこ(千本格子)」が美しい町並みを形成している。作業場と住宅の間に土蔵を配して火災に備えたが、火に対して特別の注意を払ったのだろう、金屋町では大きな火災は起こらなかったという。さまのこと共に金屋町の景観にとって重要な要素となる石畳は昭和61年に整備された。よく見ると石畳の間に銅板が埋め込まれている。

 山町筋は、太閤秀吉縁の「山車」を与えられた由緒ある町を指す。江戸時代から米や綿の集散地として、近代には米取引所が置かれ繁栄した。明治33年(1900)の大火の際に焼け残った家が土蔵を用いていたことからこの建築工法が注目され、当時豪商が集まっていたこともあり、競って壮麗な建物がつくられた。建物は切り妻造り平入りで、全面は黒漆喰で塗り込められている。二階には観音開きの防火窓を備え、庇には鋳物製の鉄柱が添えられる。平成12年12月、重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けている。
 金屋町付近 山町筋付近


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